依存症経験者の視点で「生きやすい」社会づくりを目指す ONENESS GROUP ワンネスグループ

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2016.04.22

依存症者の支援と「住み慣れた地域」

ワンネスグループの三宅です。

今日も仙台セミナー(5/22)の広報で市内各所に伺います。
昨日は、午後からfmいずみ(泉区)の生放送「Daily Cafe」に出演させていただきました。海外の映画を通して依存症の事をよくご存知のさとうまおさんから幅広い質問があり、内容の濃い時間になりました。さらには、高橋佳生さんの番組の収録、仙台市内のコミュニティ放送全局で流れる番組の収録など、かなりの時間PRをさせて頂きました。

私たちは年に一回、仙台をはじめ東北各地域の方にセミナーという形で依存症についての真実をお伝えしています。各地域にはすでに社会資源があり、さらに多機関連携が構築されているかもしれません。精神保健福祉センターを中心に依存症を知る講座など行われてもいます。私たちは、たった年1回ではありますが、依存症におちいった際の苦しみ、そこから抜け出ていく手立てなど、多様な回復への道のひとつをご紹介できればと思います。

ワンネスグループ内のギャンブル依存症を中心とした回復支援施設「セレニティパークジャパン」では、東北地区から奈良や沖縄の施設を利用される方が少なくありません。先日ご紹介した相談ダイアルや相談メールでも、東北からのご相談があります。

「住み慣れた地域で自立して生活ができるような支援」という考え方がある一方、「依存対象にふれる可能性がある環境や人間関係から本人を一旦切り離す」ことや、「親子関係、夫婦関係からあえて距離を置くことで回復が促進される」ということが、依存症者に対する支援として考えられます。

そのような意味においても、東北と関西、沖縄、愛知と距離は離れていますが、今苦しむ依存症者やご家族の支援は、日本全国がひとつの地域なのかもしれません。セミナー開催や、依存症者へ回復の動機付けを行うインタベンション(介入)など、ワンネスグループのスタッフは毎日のように全国各地を飛び回っています。

足りている部分と、そうでない部分に目を向け、足りていない部分は思い切って全く違う地域のもので補うという事も必要だと考えます。

 

「ギャンブル依存症を知る マンガ小冊子がダウンロードできます」

私たちワンネスグループは、依存症の事をより知っていただきたい、特に若いみなさんに知っていただきたいとの思いをこめ、マンガ小冊子を公開しています。薬物・ドラッグ編、アルコール編につづき、待望の「ギャンブル編」が完成。ダウンロードしてご覧いただけるようになりました。

http://oneness-g.com/books.html

マンガ部は、「県庁の星」「ユダヤ人大富豪の教え」 などで有名な漫画家 今谷鉄柱さんに描いていただきました。また、解説の部分ではギャンブル依存症から回復を続けているワンネスグループのスタッフがメッセージを寄せています。

ギャンブル依存の情報が必要な方にお伝えいただければ幸いです。