依存症経験者の視点で「生きやすい」社会づくりを目指す ONENESS GROUP ワンネスグループ

依存症相談ダイアル0120-111-351受付 月曜〜金曜10:00〜17:00依存症相談ダイアル0120-111-351受付 月曜〜金曜10:00〜17:00
  • HOME>
  • 経験者目線のギャンブル依存対策~何が問題なのか?何が必要なのか?

2019.10.25

ワンネスグループ ニュースレター最新号(第25号)から

ワンネスグループでは、活動報告を兼ねたニュースレター(Oneness Mind)を年4回発行しています。
その最新号が完成し、本日、全国各地の支援者の皆さまや関係者の皆さまに向けて発送します。

今日は、ニュースレター巻頭のあいさつをブログをご覧の皆さまへお届けします。



このたびの台風19号により被害を受けられた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。

ワンネスグループは、大きな被害を受けた地域である福島県(郡山市)や宮城県(仙台市)などで、11月上旬に依存症を知るセミナーを開催いたします。これらは既に開催計画を立てていたものではありますが、「依存症経験者の視点で、生きやすい社会づくりを目指す」という私たちの使命を踏まえて、各会場にて出来る限りの活動を行ってまいります。

● 私たちは地域に何ができるか

今年最後のニュースレターをお届けします。
記事の内容を見ながら、グループ全体や各施設が実に多くの皆さまに支えて頂いていること、その支えが年々広がっていることを感謝と共に実感します。

また、先日、奈良県橿原市で開催されたフラワーガーデンの開設5周年記念フォーラムや同施設が地域において日ごろ行っている活動が言い表していますが、単に私たちを支えて頂くだけではなく、「私たちが地域に対して何ができるか」を考え、精いっぱい行動していくことが、施設の内と外との“つながり”になっていくのだと思います。もちろん、フラワーガーデンだけではなく、奈良、沖縄、名古屋の施設、そして大阪、横浜の拠点を通して、私たちの経験を役立てて頂く活動を続けています。

依存症者は、時に「(周囲から)理解されていない、偏見がある」という言葉を使いがちです。
ひと昔前と比べると依存症問題に対する関心は高まってきているものの、いまだ偏見等があることは、セミナー等の活動で全国各地に伺うなかで確かに感じるところではあります。

しかし一方で私たちスタッフが考えるのは、「依存症者という立ち位置に甘え続けてはいないか」という事です。
依存症脱却を始めたばかりの段階であれば頼りとするところや、その擁護が必要ですが、私たちは自立を目指したい。毅然とした生き方をする人間でありたい。そして、社会の一員としての責任を果たしていく人間でありたい。その道程のなかで、いわゆる世間の見方というものが変化していくのではないでしょうか。


(フラワーガーデン5周年記念フォーラムの様子)


● スタッフたちが成長してこそ支えることができる

自立した生き方、毅然とした生き方を支援するためには、まずスタッフがそうなっていく必要があります。
これまでのニュースレターでもお伝えしてきているように、ワンネスグループではスタッフ研修やスタッフの心理的支援も重要視しています。この秋には、グループの依存症脱却プログラムの柱の1つであるRD(リカバリー・ダイナミクス)の新規スタッフ向け研修が行われ、奈良では新しい心理学であるNLP(神経言語プログラミング)の手法を用いた、依存症への介入や心身のウェルビーイングを実現する支援法の研修が海外講師を招き開催され、スタッフたちが参加します。

さらには、郵送でこのニュースレターをお届けする皆さまにはチラシを同封いたしましたが、ワンネスグループ創設者の矢澤祐史が、12月に東京でポジティブ心理学についての大規模なワークショップを開催します。

講師を務めるのは、ハーバード大学でもっとも受講生を集めた「ポジティブ心理学とリーダーシップ」の講義を担当した、ウェルビーイング研究の第一人者 タル・ベン・シャハー博士です。このワークショップでは、スカイマーク株式会社代表取締役会長の佐山展生氏やユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社取締役CHROの島田由香氏をはじめ各界のキーパーソンが登壇します。
ワンネスグループの施設スタッフ研修や依存症脱却プログラムの中にも導入を始めている私たちにとっても、ポジティブ心理学について貴重な学びの機会になると思います。


(沖縄で開催されたインターネットゲーム依存症についてのセミナー)


● 大きな節目を目指して「今できること」を

ワンネスグループが活動を始めて、この秋で丸14年を迎えました。
そして節目である15周年に向けて、様々な活動やイベントを計画し始めました。より多くの人に、より深く知って頂きたいことがあります。それは、一般的な依存症についての理解を超えた「真実」。言い換えるとかつて「マイナス10」にいた私たちが「プラス10」への回復を手にしているのだという真実です。

アルコールや薬物、ギャンブルやインターネットゲームなどの依存対象を手放し生きるなかで見えてきた「依存対象にハマる前から、すでに生きづらかった」という事実を受け、新しい生き方を手にしていく行動を続け、今が一番幸せだということ。

今を大切にし、新しい生き方を実践し続けている中で、元々の自分では想像だにしなかった、新しい繋がり、出来事に出会い続けることができるという真実を伝えていきます。

『 いのち ~ 決して無駄にしてはいけない、大切な贈り物 』

その贈り物を、過小評価せず、ありのままで受け入れられるように、私たちは歩み続けます。


一般財団法人ワンネスグループ
共同代表 伊藤 宏基
共同代表 三宅 隆之



▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

 【山形、宮城、福島の皆さまへ「依存症を知るセミナー」のお知らせ】

今回は11月9日(土)の山形市をスタートし、仙台市、郡山市に伺います。
(参加無料/セミナーのみ参加の場合は事前予約不要)

各会場とも、午前の部はご家族や援助職者の方を主な対象として、
「家族が知りたい解決につながる3つのパターン」をテーマに、
午後の部は様々な立場の方にご参加いただけるセミナーで、
「依存脱却の道のり5つのプロセス」をテーマに開催します。
午前・午後ともに、セミナー終了後は個別相談に応じます(各4組限定/要事前予約)。

《個別相談 予約》
電話 0120-111-351(月~金 10:00-17:00)
メール info@oneness-g.com

◆詳しい内容・会場については下記URLからチラシをご覧ください。
https://oneness-g.com/pdf/touhoku_seminer_201911.pdf

◆仙台市では、依存症家族会「ワンネスファミリーグループ仙台」を定期開催中です。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://oneness-g.com/ofg/index.html

▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

 【大阪・横浜 「依存症・ひきこもりのための 家族の関わり方講座」を11月からスタート】

※大阪会場午前クラス キャンセル待ちです。
※横浜会場 残席わずかです。

~新しい「家族の関わり方」始めてみませんか?~

◎依存症やひきこもりの本人の方と同居している。
◎本人との関わり方に悩んでいる。
◎本人の行動を変えさせたいがうまくいかない。
◎そもそもどう接していいかわからない。
◎本人の意欲を上げて、回復へと進めたい。
◎本人のことが気になってしまい、自分のことがおろそかになっている。

このような悩みを抱えているご家族の、回復の一歩目として「家族の関わり方講座」を開講することとなりました。

横浜会場1クラス、大阪会場2クラスで、各全10回の講座を実施。さらに担当カウンセラー制の個別カウンセリングもセットで提供します。

当事者本人の治療・回復へのモチベーションを高めるとともに、症状の改善を目指せるようなコミュニケーションを目指していきます。そして何より、参加者の方々がより良く生きていくための考え方・関わり方を学んでいく講座です。

どうしたらいいか分からず、行動に移せないでいるご家族の皆さま、より良い関わり方を一緒に学んでみませんか?

◎横浜会場
日程:全て火曜日/14時~16時
11/5,11/19,12/3,12/17,1/7,1/21,2/4,2/18,3/3,3/17
会場:ワンネスグループ横浜オフィス

◎大阪会場
日程:全て金曜日/①10時~12時または②14時~16時
11/8, 11/22, 12/6, 12/20, 1/10, 1/24, 2/7, 2/21, 3/6, 3/27
会場:ワンネスグループ大阪オフィス

⚠️大阪①は、キャンセル待ちです。
⚠️横浜会場は、残席わずかです。

◆費用:50,000円(税込55,000円)
※講座受講料と個別カウンセリング(1時間×3回)を含む。
◆定員:各クラス10名

<お問い合わせ・お申込み>
TEL: 045-264-4365 (月〜土 10:00-17:00)
メール: yokohama@oneness-g.com
※「参加希望クラス(横浜、大阪①、大阪②)」「お名前」「連絡先電話番号」をお伝えください。
※こちらからチラシをご覧頂けます。
https://oneness-g.com/pdf/kakawarikatakouza2019

☘️ワンネスグループウェブサイト「依存症でお困りのご家族の方へ」
https://oneness-g.com/family/index.html