リチャード・グレイ博士に学ぶブルックリンプログラム認定とトラウマリカバリー連続講座 in 奈良

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【リチャード・グレイ博士とワンネスグループ代表 矢澤とのインタビュー】ブルックリンプログラムについて Vol.③

2016年9月19日 コメントする

「ブルックリンモデル」とは、NLPや心理療法を組み合せ、長年臨床現場で蓄積したノウハウを元に、リチャード・グレイ博士が独自に開発した治療プログラムで、依存症や心の問題を抱える人々の治療の臨床現場で効果的な実績をあげています。

個人としてダイナミックな成長を遂げたい方にもおすすめです。

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1月に行われた、リチャード・グレイ博士によるPTSDの治療に効果的なトラウマリリースでは、理論も手法もとても明確でした!シンプルなので、どんなひとでも取り入れやすく、とてもパワフルでした!と参加者さからの大絶賛のお声を多くの方からいただきました。

今年2度目の来日となります、リチャード・グレイ博士のワークショップでは、ブルックリンプログラム初級&上級コースと、アーキタイプ*ヒーローズ・ジャーニー ワークショップも行われます。

ぜひこの機会をお見逃しなく!

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■一般財団法人 ワンネスグループ/日本アディクション・インタベンショニスト協会 (JAAI) 代表  矢澤祐史が聞き手となり、グレイ博士へのインタビューが今年1月日本へ初来日された際に行われました。

ワンネスグループ・ホームページから、グレイ博士と矢澤のインタビューをご覧いただけます。

http://oneness-g.com/interview/gray/

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●矢澤:<私もユングの元型論やジョーゼフ・キャンベルのヒーローズ・ジャーニーに大いに興味を持っていますが、ブルックリンプログラムでこれらをどのように取り入れられているか教えて下さい。>

グレイ博士:私はブルックリンプログラムの構造が元型的になるように配慮しています。プログラムは賢者の石と啓示的変容の力の観点から構成されています。ユングは常にある程度において深い自己の啓示を恐れていました。彼はそれが自我(エゴ)事態を破壊するか少なくとも深く傷つける可能性をはらんでいると考えました。

通常の人間においては、自我コンプレックスの解消に伴い自我が自己に表現を与える力を増すという発達が自我―自己の軸に沿って起こります。石鹸の泡がスローモーションではじけるところを考えてみれば、表面上に小さな穴が出来て大きくなるのに気づきます。石鹸の泡が自我でそれが穴を通じて内側からあらわにしたものが自己だと想像して下さい。

つまり、より深い自己・個性化・自己実現とより小さい自我に向かって、ゆっくりと、しかし着実に進む成長があるわけです。そして当人がそれを経過する中で、戦士の旅または英雄の旅という当然に起こり得るステージがあります。

アディクションにとらわれた人には深刻な欠陥を持った自我しかありません。典型として、当人は自己愛的になり、それはほぼ精神病質の地点までいきます。機能的にはアディクトは社会病質者(反社会的人間)と言えるでしょう。ですから、自我の再構築はどんな形であれ(爆発的であってさえ)上向きの効果を生みます。

非常にわかりやすいです。まさに依存症の回復の文脈から 私の元々の着想はユングの錬金術的メタファー(隠喩)から来ました。錬金術師は全く価値のないものを集め、それをある種の賢者の石に変える幾何学的パターンを作り上げます。もちろん、錬金術的メタファーにもテージがあります。ニグレド(黒), アルベド(白)、聖なる結婚、女王の死、太陽の誕生、などです。しかし実際的には、これらは賢者の石を生み出す幾何学的配置なのです。その構造に私が達したのは、宗教的目覚めの体験を通じて薬物から解放され、人生を変えられた時でした。

どのようにして同種の変容を宗教や過剰なスピリチュアリティなしに提供できるかという質問への答えを私は持っていました。そこで、私はマンダラと錬金術的ワークのイメージを元素の円形の配置として使い、一般的な経験の合体を変革・配置して、より高次の存在を作り出す、目覚めさせるものとして活用することを思いつきました。そこで、人間の心理学で最も根本的な要素は何か自問しました。答えは情動(感情)と条件刺激でした。そしてNLPの技法であるアンカーのスタッキングを深い自己の感覚を目覚めさせるのに使えるなと思いつきました。その目覚めはその人個人の目的・天命を見つけるのに活用できます。

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●矢澤:<ユングの気宇壮大な宇宙観を見事に人間回復のプログラムに吹き込まれているように感じます。>

グレイ博士:私はクライアントがそのような未来を想像する後押しのためにエリクソンの時間における疑似定位とNLPのウェルフォームドアウトカムの戦略を使いました。人間関係・就職・スピリチュアリティ・知性など、複数のレベルでこれらを活用すれば、人生をポジティブで自己肯定的な方向へ進められる具体的で意義のあるアウトカムを構築する手助けができます。

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●矢澤:<偉大なユング心理学と現代の催眠療法・NLPの成果を融合されているわけですね。>

グレイ博士:私はプログラムの設計と同時期に行動の変容ステージのモデルも知りました。ジェームズ・プロチャスカは1994年に任意のステージを超えた変化の本質について極めて重要なことを発見しました。かれはすべての変化において、無関心期から準備期までは1つのことによって予想できる。それは問題行動よりも価値のあるアウトカムを欲することである。それはユングの理論構造の再確認にもなります。

彼ら自身の最も深い個人的な方向性を与えられれば、問題のほとんどは消え落ちてしまうでしょう。治療はそれでも必要ですが、大半の部分で最も深い天命へと立ち上がるにつれて、彼らは健康になっていきます。プロチャスカは、人々が望ましいアウトカムへと目覚めるとき、ネガティブなことへの欲求は自ずと減少することも示しています。

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●矢澤:<現行の依存症治療のメインストリームとも響き合うものにされている。>

グレイ博士:これらの展開と並行しているのがコニレー・アンドレアスさんのコアトランスフォーメーションです。彼女はどんなネガティブな行動でもその肯定的な意図にフォーカスすることで深くスピリチュアルな価値を宿すことができることを見出しました。彼女がネガティブな行動をスピリチュアリティの根っこまで掘り下げたところを、私はポジティブな経験を十分に花開いたスピリチュアルな経験へと引き上げたのです。両方とも元型的なエネルギーを追求しています。

●矢澤:<今までたくさんの人をお招きしてきましたが、 先生は本当に日本の依存症回復支援の宝になるでしょう。>

グレイ博士:ということは、これを気に入っていただけたのですね。

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●矢澤:<本当に素晴らしい。>

グレイ博士:喜ばしいですね。嬉しい気分になります。

●矢澤:<リサーチと言う点では、我々にはワークブックが必要になるでしょう。 その点で、先生にこれから1,2年かけてワンネスの依存症回復プログラムの開発にご助力いただきたいと思っています。>

グレイ博士:1つ私の方でする必要があるのは、マニュアルを少し修正して読みやすくし、不要なものを削除することです。

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●矢澤:<ワンネスグループはヒーローズ・ジャーニーの日本での登録商標を取得しました。そのタイトルの依存症回復プログラムを開発するつもりでいます。 そこにはいろいろなものが含まれるでしょう。>

グレイ博士:それはすごい。

矢澤:<私は一層アカデミックにアディクションの文脈で使っていきたいです。>

グレイ博士:R&R(The Research and Recognition Project)プロジェクトの狙いの1つはNLPをよりアカデミックにして徹底したトレーニングプログラムを育むことです。そこには修士課程とNLPセラピストやカウンセラー向けプログラムがあります。
矢澤:<我々の治療施設には当然クライアントがいるので、リサーチのフィールドとして最適だと思います。>
それは素晴らしい。私は本物の人たちとお付き合いできるわけですね。

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矢澤:<私が頭の中で温めていたことが今実現しつつあって、それが先生とお会いしたことでさらに加速していきます。 先生もおっしゃっているように、私もアディクションがそれを超えた力によって変容し、本人はアディクションの文脈を超えた人間的成長にフォーカスできるようになると考えています。>

グレイ博士:その通りです。宗教を持つ人を考えてみましょう。イスラム教・ユダヤ教・仏教・神道など世界中の宗教です。それに目覚めると薬物の問題はどこかに消えます。それは生理学的な現象です。何らかの超自然的な力が存在するかどうかを考え込む必要はありません。ビル・ミラーとジャネット・シーデバカは彼らが量子的変化と呼ぶものを研究しました。彼らはアリゾナ州の地方紙に広告を出して人生に突然の変化が起こった人たちを募集しました。

何千人もの人が連絡してきました。宗教的な変化人も非宗教的な変化もありました。しかし、その中でかつて薬物やアルコールに問題のあった全員が自分を依存症の回復者とは表現しませんでした。そうではなく、かつて問題を持っていたが、それが今では完全に無関係になっていると述べていました。それが即座に起こっても徐々に起こっても同じプロセスです。

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矢澤:<わくわくしてきました。>

グレイ博士:私もそうです。

矢澤:<今年、特定の状況で大きな変化を遂げた人たちを特集した映画を制作する予定です。
ぜひ先生も映画に登場していただき、 またそのような人を紹介していただければと思います。>

グレイ博士:喜んで。ぜひ仲間に加えて下さい。
幻覚剤が同様の効果を生み出すことは多く研究されています。ビル・WがLSDを試していたエピソードは有名ですね。ニュージャージー州で医師をしている友人は、物質使用障害の治療にケタミンを使って成果を上げています。しかし私は薬物なしでもうまくいくと思っています。

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矢澤<私も全く同感です。日本の依存症治療はよく海外より30年遅れていると言われ、 我々はこれまで海外の施設などに足を運んで学んできました。 しかし自分たちのカリキュラムを開発して海外から視察に来てもらえるようになりたいです。

グレイ博士:アメリカは皆さんより30年進んでいる国ではありません。光明が差している場所もありますが、残りは同じようなものですよ。

矢澤:<今(2016年1月時点)もアメリカからカウンセラーを招聘していて、 奈良の施設で30日間のトレーニングを行ってもらっています。>

グレイ博士:私は治療の専門職が持つ前提を心配しています。それには常に強いモラル的な立場が伴っています。「自分の靴ひもで真っ直ぐ立てるように(自分で自分の面倒を見るように)」という言い方が前提になっていて、そこに非常に酷なハードルを高くする考え方が含まれています。

それが共感や心に根差していない。私はそこに苦しんでいる人がいる、アディクションだけでなくて苦しみや問題を抱えている人がいる事を見ます。彼らを自由にするのは鞭打ったり説教や教育をしたりすることではなく、彼らが本当の自分でいるとはどういう意味かを感じるお手伝いをすることだと思っています。それは今の私が自然と思うことです。

矢澤:<何とも素晴らしく感動します。 今日は特別にお時間を割いていただき、本当にありがとうございました。>

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ワンネスグループは、NLP領域でのアディクションケア・トラウマケアにおける調査研究チームを日本で立ち上げるための準備をしています。

詳細はこちら
http://oneness-g.com/report/archives/287

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【リチャード・グレイ博士2016 ワークショップ日程】

■2016年12月6日(火)・7日(水)
<ブルックリンプログラム レベルⅠ>(2日間)
98,000円(税込)

ブルックリンプログラムは、個人がダイナミックに成長するためのツールです。
神経言語プログラミング(NLP)をベースとした一連のエクササイズで構成されており、ポジティブな感情や精神状態のコントロールを構築。選択能力を高め、自己評価を上げることを目的としており、条件反射にも変容を起こします。
このプログラムは、カール・ユングとエイブラハム・マズローの理論に根差しています。
そのテクニックは、最新の神経科学とユーザーのフィードバックによって更新され続けています。
物質使用障害、アンガーマネジメント、パフォーマンスの向上、精神状態のコントロール、スピリチュアルな探究に関して、これまで確固たる成果を上げています。
米国政府の刑事司法システムでは、5年以上にわたり薬物乱用者の治療に用いられ、効果を上げてきました。現在では、米国の刑務所釈放準備プログラムに試験的に取り入れられています。

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■2016年12月9日(金)10日(土)11日(日)
<ブルックリンプログラム アドバンスト ワークショップ>(3日間)
98,000円(税込)

ブルックリンプログラムのアドバンストレベルの認定では、まずレベル1のトレーニングでカバーした基本的な概念をレビューします。
そして、これらの実践や概念の有効性を拡大するため、言語パターンについて掘り下げて訓練します。
さらに、ヒーローズ パス(英雄の道)、行動変容のステージ、NLPを活用し、この錬金術ともいうべき変化を増幅させます。
これにより、依存症を抱える人たちを暗闇から喜びと光へと導くアプローチを深められます。

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■2016年12月12日(月)13日(火)14日(水)
<アーキタイプ*ヒーローズ・ジャーニー ワークショップ>(3日間)
98,000円(税込)

このワークショップでは、ユングのアーキタイプ(元型)理論とジョーゼフ・キャンベルが発掘したヒーローズ ジャーニーを統合して、人間の心や魂の成長の道筋を描いていきます。
その道筋では、凡人の狭い、自分に限られた視野が、人間としてのフルな可能性の意識という運命を経て覚醒した個人へと進化を遂げます。
カール・ユングやジョーゼフ・キャンベルが想起・図示したこの個人的成長の地図を人生にもたらすため、NLPを使ってご自身の天命を目覚めさせるスキルを磨き、その道筋を体験してください。
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【セットで受講いただきますと、さらにお得です!】

■全てのコースにご参加の場合

・12月6日(火)・7日(水)<ブルックリンプログラム レベルⅠ>(2日間)
・12月9日(金)10日(土)11日(日)<ブルックリンプログラム アドバンスト ワークショップ>(3日間)
・12月12日(月)13日(火)14日(水<アーキタイプ*ヒーローズ・ジャーニー ワークショップ>(3日間)

通常価格:294,000円⇒特別価格:258,000円(税込)

■ブルックリンプログラム初級&上級コースにご参加の場合

・12月6日(火)・7日(水)<ブルックリンプログラム レベルⅠ>(2日間)
・12月9日(金)10日(土)11日(日)<ブルックリンプログラム アドバンスト ワークショップ>(3日間)

通常価格:196,000円⇒特別価格:178,000円(税込)

■ブルックリンプログラム上級&アーキタイプ*ヒーローズ・ジャーニー ワークショップにご参加の場合

・12月9日(金)10日(土)11日(日)<ブルックリンプログラム アドバンスト ワークショップ>(3日間)
・12月12日(月)13日(火)14日(水)<アーキタイプ*ヒーローズ・ジャーニー ワークショップ>(3日間)

通常価格:196,000円⇒特別価格:178,000円(税込)

■会場:
一般社団法人セレニティパークジャパン
http://www.spj-ag.org/access.html
奈良県大和高田市東中2-10-18

【お申込み・お問合せ先】
一般財団法人 ワンネスグループ
代表 矢澤祐史
http://oneness-g.com/

TEL:0745-24-7766
FAX:0745-24-7765
Mail: info@oneness-g.com

【主催】

一般財団法人ワンネスグループ

代表理事 矢澤祐史
http://www.oneness-g.com/

 

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