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依存症者を抱えるご家族の方へ

秘密は厳守します 家族だけで抱え込まないことが大切です

家族の一員が「依存症」だとわかっても、なかなか相談に踏み切れないのが現状です。

問題を大きく捉えていなかったり、家族で何とかしようと試みたりしようとします。
説得を試みたり、なだめすかしたり、説教をしたりといったことは
すでに経験されているではないでしょうか?

また、薬物などを使用している場合、もしそのことが周囲に知られたら、
警察に通報され、本人のこの先の人生はもとより、
自分たちの人生もめちゃくちゃになると考えてしまうものです。

あなたも、そうしたことへの恐れ、抵抗が、
相談を先延ばしにさせている
のではありませんか?

インターネットや書籍で調べ、「病気」だとわかると、
心療内科や精神科へ向かう人もいます。
実際に、内科に相談するケースも多いようです。

「依存症者」への適切な接し方を知っていないと、
事態をよけいにこじらせるばかりか、回復のさまたげになることもあります。

「自分は情けない人間だ」「自分には何の価値もない」
という気持ちを増長させるだけの指摘を続ければ、
かえって緊迫感をあおり、自暴自棄に至らせる結果にもなるのです。

それで家族が身の危険を感じ、しかたなく警察に通報するというケースもあります。
しかし、本人にとっては、それが「依存」から抜け出すきっかけになることもあります。

いずれにしても、「依存」をこのまま放っておくわけにはいきません。
あなたがどこかで決心しなければ、ますます事態を深刻化させ、泥沼状態に陥って、
本人も、家族も壊れてしまう可能性があるのです。

「うちは、まだここに書いてあるようなひどいことにはなっていないけど、
 今の段階で相談しても大丈夫だろうか?」などと考える必要はありません。

すでに何らかの症状は出ているはずです。それはSOSのサイン。
あなたがそのメッセージに気づいたら、まずは電話やメールで相談してください。
そして、必要な支援につなげていくことが大切です。

ワンネスグループは、100%秘密を守ります。
違法な薬物を使っている場合でも、私たちから警察に通報することはありません。

あなたを含むご家族の個人情報が同意なく外にもれる心配もありません。
どうか、安心してご相談ください。

家族をサポート 一刻も早く、家族が「共依存」から抜け出しましょう

依存症は「本人の気の緩みや好奇心によるもので、
気持ちを入れ替えさせたり根性をたたき直したりすることで解決できる」
という問題ではありません。

依存の対象となる物質や行為との出会いは偶然だったり、
知人や友人の誘いだったり、そもそもの興味の対象だったり…と人それぞれですが、
そうした物質を試したり行為を行ったとしても、のめり込まない人がいます。

一方で、同じ物質や行為に同じように関わっても、
すぐさま、その虜になってやめられなくなってしまう人もいます。

その違いは、その人の遺伝的性質やそれまでの人生経験に起因すると考えられています。
依存対象となる物質や行為を体験したときに、
・どの程度苦しみから解放されるか、
・どの程度の快感を得るか
などの個人差が、体質や環境要因と関わっていることがわかってきたからです。

多くの依存症者に、幼少期の親子関係が健全でなく機能不全であったり、
家族関係が崩壊していたりするような家庭に育っているという相関が見られています。

具体的には、親自身がアルコールや薬物、ギャンブル依存症だったり、
ネグレクト(親が子どもに無関心、無視するなど)や虐待を行っていたり、
さらには、多忙を理由に親が子どもとの関わりやコミュニケーションを
十分に取れなかったなどというものです。
これらもまた、依存症を理解するための重要なキーポイント となります。

このような環境で成長せざるを得ないと、多くの依存症者は通常であれば
難なく得られるはずの必要な愛情を受けることができず、愛情への欲求を抑え込んでいたり、
頼るべき親に頼れないために自分ひとりの力で生きなければいけなかったりという、
ある種のサバイバルを体験することになります。

このようにして 本来の「子どもらしさ」を表現できなかった人が、
思春期を迎え自意識に目覚めていく過程において自己をうまく表現できず、
たまたま身近にあった依存物質や行為によって苦しみから解放される快感を得ることによって、
依存行為を繰り返すようになるケースも多く見られる
のです。

もちろん依存症の要因はそれだけではありませんが、
このような親子関係や生育環境の問題は依存症と深く関わっています。

「依存症」は本人だけの問題ではなく、
親子関係における「共依存」が大きな問題の原因となっていることがほとんどです。

「共依存」とは、お互いに依存関係が起こっている関係性の状態 ですが、
「依存症者」が起こす問題、たとえば、非行や暴力、絶え間なく発生する人間関係のトラブル、
借金問題などを家族や周辺の人たちが尻拭いし、問題の痕跡を残さないことで、
「依存症」が表面化せず、かえって治療を妨げてしまいます。
こうした背景に「共依存」があります。

こうした行為は「イネイブリング」とも呼ばれ、
本人も「問題を起こしてもなんとかなる」と勘違いしてしまうため、
甘えが生じ、問題行動をさらにエスカレートさせてしまうことがあるのです。

その一方で、家の中では本人を責め、
依存対象物やお金を取り上げようとしたり、監視しようとしたりします。
「依存症者」はその状況に対して、自分自身の問題を家族との関係にすり替え、
「自分の邪魔をする家族」への憎しみから、
さらに依存対象物に向かわせる結果にもなります。

そうなれば、ひたすら依存対象物へと行動する本人と必死に止めようとする家族が、
どんどん「共依存」の悪循環に入る「依存症ゲーム」にはまってしまいます。

依存症は、本人ひとりの病気ではなく「家族の病気」と言われるゆえんでもあります。
「依存症」を考えるとき、家族を抜きにして考えることはできない のです。

本人が「依存症」から立ち直り、新しい生き方を見つけるためには、
まず家族が「依存症」について正しく理解し「依存症」である
本人を受け入れた上で、接し方を変えることが大切です。

「依存症者」にイネイブリングしている人は、家族だけとは限りません。
友人、恋人、会社の同僚、上司である場合もあります。

本人が依存症で苦しむのと同様に、依存症者を抱える家族も傷つき苦しみます。
本人が依存症から立ち直って本来の人生を生きるためには、
なによりも家族が依存症について理解し、依存症者である
本人のありのままの姿を受け入れることが有効 なことがわかっています。

このような理由から、
私たちは依存症者の家族のサポートも非常に大切だと考えています。
そのため、私たちは、依存症についての知識と理解を深めてもらう家族会を立ち上げ、
各地で定期的にセミナーや相談会を開催しています。

依存症について理解するだけではなく、同じ苦しみを持つ
他の家族の話を聞いたり、自身の体験を語ったりして交流することによって、
苦しいのは自分たちだけではないと気づきます。

このような交流は大きな癒やしに繋がりますし、
「回復」に向かって少し先を行く「先輩」の姿を見て
元気を取り戻すきっかけにもなるでしょう。

私たちは、依存症者本人との関係で傷つき、苦しみ、疲れ切ってしまっている
ご家族の方に対して専門家によるカウンセリングやセラピーを行ったり、
医療機関をご紹介
したりしています。

まず家族が元気になって、安心して当事者が「回復」と向き合える
環境を整えられるように、私たちワンネスグループは、
依存症者はもちろんご家族にもしっかりと寄り添ってサポートしていきます。

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