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依存症回復のステップ

1)回復の定義

よく「依存症は完治ということは無いが、回復はある」という様に、
精神科医療や依存症支援の世界では、「回復」という言葉が頻繁に出てきます。

アルコール、薬物、ギャンブルなど、
当人がコントロールできずに困っている対象(依存の対象)を止めて、
日々の生活を送ることが回復と言えるのですが、
ワンネスグループでは、回復と言う言葉に、以下のような定義を加えたいと思います。

・回復はプロセスであって出来事ではない・クリーン=依存対象を止め続ける事(ソーバー、アブスティナンスとも言う)を目指す人のほとんどが失敗する・回復は難しい・回復は「生物的」「心理的」「社会的」「霊的(スピリチュアル)」な面がある・回復とは「自分のケアをしっかりと行う」こと

依存から脱却して、その人らしい生き方を実現する。
ワンネスグループが目指すのは、単に依存対象を止めるだけではなく、
その人全体の回復=全人的な回復 です。

2)回復の「きっかけ」を提供するインタベンション

動機のサイクル

止めたいのに止められない。

これは、何も本人に限った事ではありません。
コントロールが効かないことによって、様々な問題が起こったとしても、依存症者の家族は
「どうして分かってくれないんだろう、もう、今回限りだから」
「この人はどうしようも無い人だ、だけど、
 もしかしたら性根を入れ替えて頑張ってくれるかもしれない」
という思いで、家族の側も本人の問題を肩代わりをしてしまうことがよくあります。

ただ、依存症という病気は自然治癒するものではありません。
本人が心を入れ替えて自ら依存脱却に進んでゆくという事を望む以外、回復の道はないのです。
家族が本人の問題を肩代わりをするということは・・・
結果的に症状の継続を手助けすることになってしまいます。
(これをイネイブリングといいます)

本人が回復のスタートを切るために必要なのは、実は、
本人の前に家族の皆さんが「依存症の正しい知識や対応方法」を手にする事 なのです。

ワンネスグループが各地でファミリーグループ(家族会)や各種セミナーを開催し、
相談ダイアルを設置しているのは、まさに、ご家族に依存症という病気への関心を持っていただき、
得た知識を実践していただく勇気を持っていただくという事が目的だからです。

よく「他人は変えられないが、自分は変えられる」「自分が変われば、他人も変わる」と言います。
今まで必死になって依存症(依存症かもしれない)本人に関わってきた、
その方法を一度棚上げして、より良い方法を手にされることをお勧めします。

家族は治療を望んでいるのに、当人は、治療を拒否・・・。 あきらめないでください!「インタベンション(介入)」という方法があります。 依存症である当人は、「このままではダメだと思う」事と、「依存を手放す事への抵抗」のジレンマに陥っており、治療の必要がない理由を次々に並べていきます。(病気の否認) インタベンションとは、ジレンマに陥っている当人を説得し、治療へと繋げる技法。私たちは、これまで300を超えるインタベンション事例を扱っています。 依存症者は、依存の対象物(アルコール、薬物、ギャンブルなど)で、自身の感情の不快さを取り除いているという考え方があります。それゆえ当人は、このまま続けてはいけないと分かっていながら、一方で依存対象を手放さないために様々な理由づけをします。私たちは、そのような特徴をを持つ依存症者を治療に繋げるために、米国の専門家のもとトレーニングを行い、インタベンショニストをして、全国各地で介入を行っています。 インタベンション研修舎TXD全国第一人者、キャンディ・フィニガン氏(写真左) グループ代表の矢澤祐史は、インタベンショニストの国際ライセンスを日本人で初取得
ONENESS GROUP 各施設入所までの流れ ご家族・ご本人 依存で困ったら・・・ 病院 精神保健センター・保健所 保護観察所・自立準備ホーム登録 福祉事務所 弁護士・司法書士 支援施設・団体 利用を希望↓電話などで打ち合わせ↓見学/体験入所 依存症を否認!利用に拒否的! 「インタベンション」 入所~治療プログラムスタート(2年前後) 障害者総合支援法に基づく 「自立訓練(生活)」 「共同生活援助(グループホーム)」 休職・休学で利用する事も可能 社会復帰(再就職、復職、復学など) アフターフォロー6か月 自助会参加アドバイス OB会参加

ご家族の側が、正しい知識を得て、正しく対処しようと心に決めた。
しかし、どうしても本人は治療回復に拒否的だ・・・という場合は
「インタベンション」という手段があります。

依存の状態に陥っている人は
「酒、薬、ギャンブルを続けるためには、どのよう行動すれば良いか?」
という事ばかりを考えている一方、
「このまま続けて行ったら、どうにもならなくなる」
という考えも同時に持っています。

インタベンションは、このようなジレンマに陥っている方を
治療回復に繋げていくための手段です。
日本ではワンネスグループのみが持つスキルをご活用ください。

3)回復のプロセス 治療共同体メソッド

ワンネスグループの各施設は、欧米を中心に行われている治療効果の高い
「治療共同体(セラピューティック・コミュニティー=TC)」モデルを採用しています。(以下TC)

TCとは、人間の行動様式を改善する事を目的とする共同体です。
責任を伴った共同生活という環境の中で体系化された手法が実践されます。

※ 行動様式…行動の仕方のこと。
  特に、特定の個人ではなく「日本人の行動様式」「社員の行動様式」といった具合に、
  特定の集団やグループなどに共通の特徴的な行動の様式のことを指す。

段階(ステージ)別によるプログラム 衛生面・健康的生活 病識・・・プログラム動機づけ 自己認識 過去⇔現在 社会復帰 現在⇔未来

ワンネスグループの各施設では、上記の様なステージ制により、
それぞれの治療段階に応じた生活訓練や依存脱却のプログラムの提供を行っています。

治療段階が進んだ利用者は、新しい仲間たち(新規利用者=ステージ1のメンバー)を支えていきます。

※ プログラムによって、その人の全体が変わっていきます。

4)「生物的」「心理的」「社会的」「霊的(スピリチュアル)」な回復

これらのプログラムを経ていく中で、その人の中に大きな精神的変化が現れます。
その変化の結果、もう、アルコールや薬を使う、ギャンブルをする理由が無くなっていきます。

動機としては「自分ではコントロールできない依存対象を止めたい」という事ですが、
ワンネスグループのプログラムは、何かを止めるためのプログラムと言うより、
自身が変化成長し続けるプロセスの中で、振り返ってみれば
止めている期間が続いている
というものなのです。

『生物的な回復』 十分な量の休息をとる 健康的な食事をとる 定期的に医者にかかる 医者の指示に従う 定期的に歯科医にかかる 歯科医の指示に従う ストレスの特定とマネジメントを行う ニコチンを避ける 過剰なカフェインを避ける 薬物やアルコールを避ける 『心理的な回復』 セラピストを受診する。 セラピストのアドバイスに従う 感情の特定とマネジメントを行う ストレスの特定とマネジメントを行う コアの問題を特定する 知的なチャレンジ ネガティブになることを避ける (自分の存在の)目的や意味の感覚を養う 認知的な歪みを認識する 自己肯定感(自尊感情)を育む 『社会的な回復』 健康的な人間(恋愛)関係 メンター(導き手)との共同作業 回復を楽しむ ソーバーサポートシステム 健康的な関係への意欲と能力 パートナーの健康的な関係への意欲と能力 他の人を信じて愛せる 愛情と信頼を得ることができる 健康的な家族関係 社会へのお返し 自分自身との関係 ポジティブな友人 『霊的(スピリチュアル)な回復』 祈り 黙想 スピリチュアルな書籍を読む スピリチュアルな人たちとのフェローシップ(仲間関係) スピリチュアルなサービスへの参加 倫理観や価値観 自分の問題全部に関する正直さ 謙虚さの実践 自然との共同体意識 時間とお金をささげる

これらの回復のなかで、単に我慢し続けて止め続けるということでは
得づらい成長が手に入り、無限の可能性を感じる事ができます。

過去、依存対象をコントロールできなかった事により、ある人は大切な人を傷つけ、自身を傷つけ、
法律に触れる事さえあり、後ろ指を指されるような事ばかりを起こしてきました。

しかし、依存対象を止めるという事は、新しく生きる第一歩。
大きく羽ばたき幸せな人生を送るための第一歩となるのです。

5)回復の維持とさらなるステップアップ「アフターフォロープログラム」

ワンネスグループでは、施設を退所したあともアフターフォローの手段を幾つも用意しています。

・レポート提出による半年間のフォロー ・OB会(関東、関西) ・最新のプログラムを提供する各種セミナー、ワークショップ

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