リチャード・グレイ博士に学ぶブルックリンプログラム認定とトラウマリカバリー連続講座 in 奈良

リチャード・グレイ博士セミナー ブログ

2016年12月奈良で開催【リチャード・グレイ博士インタビュー】ブルックリンプログラムについて Vol.①

2016年9月7日 コメントする

依存症やトラウマ治療で世界的に有名なリチャード・グレイ博士が今年(2016年)12月に再来日!
ワンネスグループ奈良でブルックリンプログラム&上級コース&アーキタイプ*ヒーローズ・ジャーニー ワークショップが行われます。

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依存症や心の問題を抱える人々への治療の臨床現場で、効果的な治療実績をあげられてきた世界的に著名なリチャード・グレイ博士。

一般財団法人 ワンネスグループ/日本アディクション・インタベンショニスト協会 (JAAI) 代表  矢澤祐史が聞き手となり、グレイ博士へのインタビューが今年1月日本へ初来日された際に行われました。

ワンネスグループ・ホームページから、グレイ博士と矢澤のインタビューをご覧いただけます。

http://oneness-g.com/interview/gray/

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ワンネスグループ代表 矢澤:<ブルックリンプログラムの紹介>

リチャード・グレイ博士:リック・グレイです。今日は神経言語プログラミングとブルックリンプログラムの物質使用障害(薬物依存)への応用についてお話しします。 日本と同様に米国でも当初NLPは個人の能力向上や成功を志向したプログラムでした。NLPはセラピーをルーツにしていますが、ビジネスモデルとして生産性や能力の向上のために使われました。このセラピーという根幹に立ち戻り、私はNLPのツールとカール・ユングの理論に基づいた物質使用障害の治療プログラムを設計しました。このプログラムの構造は、ユング派の理論にとどまらず、極めて深いレベルの神経科学とも呼応しています。

矢澤:<興味深いですね。壮大な学問的背景がうかがえます。>

グレイ博士:我々はこのプログラムをブルックリンで7年間運用しました。ブルックリンの連邦裁判所で薬物治療プログラムとしての実施が認められました。

矢澤:<司法機関のお墨付きをもらったわけですね>

グレイ博士:ええ。この時に期間を16週間に延長しました。我々はプログラムの長さとして16週も必要ないと考えていましたが、アメリカの専門家が16週間以内のグループプログラムは十分な効果を出せないとの結論を出していたからです。クライアントはプログラムの終了時の成果に大いに満足し、「ブルックリンプログラムは薬物治療プログラムである」という認定書の文言を人間開発のプログラムであるとの表記に変えるように言ってきました。それはまさに言い得て妙なのですが。

矢澤:<嬉しいお話ですね>

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グレイ博士:ブルックリンプログラムが薬物・薬物関連問題に効果を持つのは、人間の非常に深いレベルに働きかけるからです。そのユング理論の根源はそれぞれの人に深いレベルでの個人的成長の可能性を開いてくれます。それは科学的な基礎(人間の行動の神経学的な部分)の点からもユング派の理論の点からも言えます。2000年代初頭のある時、私は神経科学と薬物乱用治療に関する初期のプレゼンテーションの場に足を運びました。そこで中脳ドーパミン系の生理学について学びました。突如光が差した感じがして、今まで私たちのしてきたことが最新の神経科学と完全に一致することに気づきました。その後もアディクションの科学を追いかけ続ける中で、ブルックリンプログラムが神経科学の新発見の中核にあり、今日の心理学・社会学の粋と重なり合うことが分かりました。

矢澤:<ユング心理学と脳神経科学の両方を網羅されているのは驚くばかりです。>

グレイ博士:最近のジョハン・ハリという人物の著書をご存知かもしれませんが、それはアディクションがいかに共同体の喪失に対する答えとなっているかを述べています。ブルックリンプログラムでは、当初よりより深い意義を理解しています。薬物乱用の治療においてより深い人間の結びつきと方向性の確立が決定的に大事であることです。我々は人間関係自体を突き詰めたわけではありませんが、実際に感情や方向性を掘り下げました。それらのフェルトステート(感じている状態)に含まれているのが、意義ある人間関係、仕事とアウトカム(成果)、各自の人生における本当に意義のある一連のゴールです。

矢澤:<ワンネスグループでも仲間通しのつながりと一人一人の生きがいや尊厳を大切にしています。>

グレイ博士:素晴らしい。最終的にブルックリンプログラムでは以下のツール一式を使います。1)これは薬物のステートをしのぐ気持ちよさのステートを作り出します。2)我々はこれらのステートを彼らの必要や欲求に応じていつでもシンプルな条件刺激で誘発できるようにします。3)それらのステートをユング的な深い自己の感覚へのアクセスに使います。4)その深い自己から彼ら個人だけの一連のアウトカムを導き出します。5)これらのアウトカムを使ってライアントがより有用で魅力ある人生を進められるように手助けする。これらすべての過程で、参加者が一層ポジティブに、グループに関わって周囲の人とつながり、変化や新しい可能性に心を開くことが分かりました。彼らはもっと幸せに気持ちよく過ごす中で力をつけていきました。

矢澤:<その人の人間性を引き出し高めることで薬物の問題も乗り越えられるというのが本当に魅力的です。>

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グレイ博士:ブルックリンプログラムが活用する別のメカニズムは、瞑想が前頭葉の機能を高めるという考え方です。実際に瞑想をするわけではありません。しかし、それに類似した心理的な取り組みを行います。その取り組みが前頭葉を強化します。極端な言い方をすれば、前頭葉は薬物や行動のアディクションによって部分的な機能停止になっています。自分の内側の経験やポジティブなリソースに集中することで前頭葉が再び活性化し、それによって選択能力の幅が広がります。そして他の人が薬を使わないようにと言わなくても、自分個人がそう選択できるようになります。それが中心的な狙いの一つです。さらに、ブルックリンプログラムを学んだサービス管理者やセラピスト、関心のある人たちも人生を良い方向に変えていけます。皆より深い道のりや関心に目覚め、かつてないほどに愛や可能性に心を開けるようになります。それだけでも価値があります。その深い人間性、人としての新たな可能性の目覚めがブルックリンプログラムの効能です。

1999年にブルックリンプログラムをその1年前に終えた100人を調査しました。その結果、治療終了後1年たった時点で50%の人が完全なアブスティナンス(薬物などの依存対象を使わない状態)を保っていました。これは薬物治療プログラムとしては出色の出来です。プログラム初期または開始前に薬物乱用のテストで陽性と出た受講者の間では、30%が治療終了後1年間全く薬物を使用しませんでした。これも、プログラムを講師1人が担当し週2時間16週で実施したことを考慮すれば上等と言えるでしょう。プログラムでは受講者が良い気持ち・感情を持てるので、定着率や修了率も上がり、費用対効果も高くなります。また、プログラムの中で受講者が互いにつながりを築けるのも魅力です。共同体が生まれるのに気づき、お互いを助ける方法を探すようになります。深いレベルで真の自分に、人間とは何たるかに目覚めます。これらの理由により、ブルックリンプログラムをぜひお薦めします。

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ワンネスグループは、NLP領域でのアディクションケア・トラウマケアにおける調査研究チームを日本で立ち上げるための準備をしています。

詳細はこちら
http://oneness-g.com/report/archives/287

「ブルックリンモデル」とは、NLPや心理療法を組み合わせ、長年臨床現場で蓄積したノウハウを元に、グレイ博士が独自に開発した治療プログラムで、依存症や心の問題を抱える人々の治療の臨床現場で効果的な実績をあげています。講座の修了後には、認定資格も与えられます。
開発者であるグレイ博士から高度な知識や実践的な技術を直接学ぶことができる貴重な機会です。ぜひご参加ください!

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【リチャード・グレイ博士2016 ワークショップ日程】

■2016年12月6日(火)・7日(水)
<ブルックリンプログラム レベルⅠ>(2日間)
98,000円(税込)

ブルックリンプログラムは、個人がダイナミックに成長するためのツールです。
神経言語プログラミング(NLP)をベースとした一連のエクササイズで構成されており、ポジティブな感情や精神状態のコントロールを構築。選択能力を高め、自己評価を上げることを目的としており、条件反射にも変容を起こします。
このプログラムは、カール・ユングとエイブラハム・マズローの理論に根差しています。
そのテクニックは、最新の神経科学とユーザーのフィードバックによって更新され続けています。
物質使用障害、アンガーマネジメント、パフォーマンスの向上、精神状態のコントロール、スピリチュアルな探究に関して、これまで確固たる成果を上げています。
米国政府の刑事司法システムでは、5年以上にわたり薬物乱用者の治療に用いられ、効果を上げてきました。現在では、米国の刑務所釈放準備プログラムに試験的に取り入れられています。

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■2016年12月9日(金)10日(土)11日(日)
<ブルックリンプログラム アドバンスト ワークショップ>(3日間)
98,000円(税込)

ブルックリンプログラムのアドバンストレベルの認定では、まずレベル1のトレーニングでカバーした基本的な概念をレビューします。
そして、これらの実践や概念の有効性を拡大するため、言語パターンについて掘り下げて訓練します。
さらに、ヒーローズ パス(英雄の道)、行動変容のステージ、NLPを活用し、この錬金術ともいうべき変化を増幅させます。
これにより、依存症を抱える人たちを暗闇から喜びと光へと導くアプローチを深められます。

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■2016年12月12日(月)13日(火)14日(水)
<アーキタイプ*ヒーローズ・ジャーニー ワークショップ>(3日間)
98,000円(税込)

このワークショップでは、ユングのアーキタイプ(元型)理論とジョーゼフ・キャンベルが発掘したヒーローズ ジャーニーを統合して、人間の心や魂の成長の道筋を描いていきます。
その道筋では、凡人の狭い、自分に限られた視野が、人間としてのフルな可能性の意識という運命を経て覚醒した個人へと進化を遂げます。
カール・ユングやジョーゼフ・キャンベルが想起・図示したこの個人的成長の地図を人生にもたらすため、NLPを使ってご自身の天命を目覚めさせるスキルを磨き、その道筋を体験してください。
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【セットで受講いただきますと、さらにお得です!】

■全てのコースにご参加の場合

・12月6日(火)・7日(水)<ブルックリンプログラム レベルⅠ>(2日間)
・12月9日(金)10日(土)11日(日)<ブルックリンプログラム アドバンスト ワークショップ>(3日間)
・12月12日(月)13日(火)14日(水<アーキタイプ*ヒーローズ・ジャーニー ワークショップ>(3日間)

通常価格:294,000円⇒特別価格:258,000円(税込)

■ブルックリンプログラム初級&上級コースにご参加の場合

・12月6日(火)・7日(水)<ブルックリンプログラム レベルⅠ>(2日間)
・12月9日(金)10日(土)11日(日)<ブルックリンプログラム アドバンスト ワークショップ>(3日間)

通常価格:196,000円⇒特別価格:178,000円(税込)

■ブルックリンプログラム上級&アーキタイプ*ヒーローズ・ジャーニー ワークショップにご参加の場合

・12月9日(金)10日(土)11日(日)<ブルックリンプログラム アドバンスト ワークショップ>(3日間)
・12月12日(月)13日(火)14日(水)<アーキタイプ*ヒーローズ・ジャーニー ワークショップ>(3日間)

通常価格:196,000円⇒特別価格:178,000円(税込)

■会場:
一般社団法人セレニティパークジャパン
http://www.spj-ag.org/access.html
奈良県大和高田市東中2-10-18

【お申込み・お問合せ先】
一般財団法人 ワンネスグループ
代表 矢澤祐史
TEL:0745-24-7766
FAX:0745-24-7765
Mail: info@oneness-g.com

リチャード・グレイ博士のワークショップ詳細は決定次第、ワンネスグループ・ホームページでお知らせいたします!
http://oneness-g.com/

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