共依存と闘う道のり　②苦悩の日々のはじまり／ペンネーム：ミルキーウェイさん

2016.10.25

精神科の診断はうつ病。
えっ？この子が「うつ病」？

私たち家族には、ほとんど関わりのない様な「病い」に、親の私は信じられない気持ちと、仕事でのストレスや人間関係に悩んで追いつめられたのか不憫な気持ちに、「私たち親が守って支えてやらなければ・・・」という気持ちが交錯していました。

一つ屋根の下に暮らす生活に戻って、日中ひとりで部屋に閉じこもることが多くなり、「昼夜逆転」の生活が日々続いていました。ある日、彼の部屋から当時話題になっていた‘合法ハーブ’とやらを見つけてしまいました。

カーテンを締め切り、暗い部屋で何を考え、どこに向かおうとしているのか・・・。将来を案じ、当然のように彼を問いただしていました。

今思えば、やめさせるためにあれこれと「干渉」し、必死に思いとどませることだけを考えていた日々でした。彼の言葉や行動で、私の生活も大きく変化していき、毎日毎日がつらくてつらくて、私自身が自暴自棄に落ち込こんでいきました。

彼も友人や先輩と疎遠になり、職場に復帰するといっては会社の約束をすっぽかして救急車で搬送されるなど、友人や社会とのつながりも「何もかも失っていく姿」が重くのしかかり生きた心地がしない毎日を送っていました。

どうすればあの子を救えるのか・・・。神様に祈ることしかできない私でした。

そんな折、ネットで興味深いサイトを見つけることができたのが、奇遇のできごとでした。

（③ワンネスグループとの出会いへつづく）