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- 私たちにも助けが必要だった~依存症問題を抱えたご家族の物語~
2016.11.17
共依存と闘う道のり ③ワンネスグループとの出会い/ペンネーム:ミルキーウェイさん
ひとつ屋根の下に暮らすようになって半年。状況は悪くなるばかり・・・。
そのうち、彼と正面切って話をするのに「恐怖」さえ感じられ、自然と自分の気持ちに逆らって、機嫌をとり、なだめ、半ば諦めかけている私がいました。
その頃、精神科医の紹介で地元の保健福祉センターに出向く機会がありました。
そこで、家族の自助グループに参加されている方々の「メッセージ(自身の体験談)」を聞いたことが、その後の大きな転機となりました。その苦しみの連続、つらい過去など多くは私たち家族にあてはまるものでした。帰りの電車の中で少しづつですが心やすまる実感を覚えたものでした。
「同じ苦しみをわかちあってもらっている、私だけじゃないんだ・・・」と少し思えてきた頃、ネットで奈良ダルク(現 GARDEN)6周年フォーラムのプロモーションビデオ「仲間」を見て、薬物依存症者の集まりの中で、長い孤独から仲間のいる世界で「明るく」、「笑顔」で回復の道のりを歩んでいる人達。生きがいを取り戻して少しづつ自分自身の生き方を見つけ出している様子に深い感動を受けました。
私とワンネスグループとの出会いでした。
行動することこそ最善と考えて、家族の自助グループに参加、回復施設の話を聞き、奈良のGARDENへ主人と訪ね、彼をぜひ回復へつなげる機会を得させることを思い、スタッフの方々に相談に乗っていただきました。
彼は何度となく施設を受け入れ、また脱出。繰り返していましたが、私たちには「愛を持ってつきはなす」の教えに従い、親としてつらさを乗り越える覚悟が必要でした。そして私自身同じ悩みを持たれてる、GARDENの家族会にもつながり、彼だけの問題ではなく、私の「イネイブリング」も病の根であったことを知りました。
「共依存?」・・なんの事? 私も依存症ですか・・・。
疑心暗鬼になりながらも、私自身の共依存を受け入れるのに時間を要しましたが、私にも仲間ができたことで、その後、ワンネスグループの家族会、家族の自助グループ、各種セミナーなどでいろんな「つながり」を持つことになります。
(⓸ 家族会とのふれあいと大切な仲間達へ つづく)
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